881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/25(金) 23:26:11.31 ID:7rNmoFO0o
「理恵さん?」
不審に思ったのだろう。唯が理恵に話しかけた。
「どうかした?」
僕にまとわりついてくる奈緒人と奈緒を抱き上げて二人一緒に膝の上に乗せながら僕も
理恵に聞いた。
「あ・・・・・・ごめん。奈緒人君、奈緒ちゃん。今日は」
理恵が取り繕うように言った。
その場の雰囲気を気にしたらしい唯は、二人で少し近所を散歩してきたらと勧めてくれ
た。
「理恵さん、今日は泊まって行けるんでしょ?」
「あ、ええ」
「そうしなさい。ご両親には私から連絡しておくから」
父さんも理恵にそう勧めた。
「じゃあ、今夜は宴会だね。準備しておくから邪魔な二人は散歩でもしてきなよ」
唯が言った。
「僕たちもパパと一緒に行っていい?」
奈緒人が唯に聞いた。
「あんたたちはお姉ちゃんのお手伝いして。できるよね」
「うん。お姉ちゃんのお手伝いする」
奈緒が元気に返事をした。奈緒は実家の中では一番唯に懐いているのだ。
「じゃあ僕も唯お姉ちゃんのお手伝いする」
奈緒の言葉を聞いた奈緒人は即座に僕と一緒に出かけるより奈緒と一緒にいる方を選ん
だようだった。
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