952:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 00:24:14.66 ID:ER1rVJ59o
多田さん、いや川田さんにそれを告げると彼女は喜んだ。
「佐々木先生が直接レッスンしてくれるの?」
「はい。とりあえずは最初は多田先輩のお嬢さんなら自分がみるとおっしゃってましたよ。
その後は全部佐々木先生というわけにはいかないと思いますけど」
「光栄だわ。美希、落ちついて頑張るのよ」
麻季は美希を連れて佐々木先生の待つ部屋に赴いた。
「美希落ちついてた?」
麻季が川田先輩の待つロビーに戻ると先輩は心配そうに聞いた。
「ちょっと緊張してましたけど、みんなそうですから」
麻季は笑った。佐々木先生の美希への初レッスンが終るまで、川田さんは大学時代の思
い出をいろいろと語り出した。
「そういえば夏目ちゃん、結城君と結婚したんだってね。おめでとう」
「ご存知だったんですね」
「うん。あんたと仲良しだった怜菜から聞いたよ。ああ、もう夏目ちゃんじゃないのか」
玲菜は麻季と博人の披露宴に来てくれていた。その場では一言も会話しなかったけど。
そしてそれ以来、麻季は怜菜と話をしていない。
「そういや怜菜も結婚したんだってね」
「・・・・・・そうなんですか? あたし聞いてないです」
「え? 怜菜も水臭いなあ。あんたと玲菜って親友だと思ってたのに」
「怜菜、いつ結婚したんですか」
「先月だよ」
「そうですか」
麻季は少しだけショックを受けた。
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