過去ログ - 【聖杯戦争】やる夫はステゴロワイヤーアクションで戦うようです
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◆ylCNb/NVSE
2012/09/02(日) 00:18:49.81 ID:7ShsGcqB0
スフォルツァ家の傍系だったビップ家は、あの悪名高いルドヴィーコ・スフォルツァと共に
ミラノを支配し、スイス人傭兵団を率いて周辺諸国と争った。
スフォルツァ家は傭兵あがりと貴族たちからは馬鹿にされていたが、
「ノブレス・オブリージュ」の言葉があるように国を守ってこその名誉と貴族である。
レオナルド・ダ・ヴィンチが”腹の黒い”ルドヴィーコに招かれてスフォルツァ城に
工房を構えたとき、ビップ家の初代は彼から様々な教えを受けたと伝えられている。
つまり、魔術師である前に貴族、発明家にして軍人だったビップ家は
根源や世界の理を探求する以前に、宗家であり主のミラノ公スフォルツァ家のために、
できるだけ効率よく人を傷つける道具や、金になる発明をしなければならなかった。
あざ笑う他の魔術師たちに真っ向と、世界の外を目指し、人を見ない隠者たち。
民の幸福と国を守らんと欲するビップの志を笑う権利など貴様らにはない、と主張したという。
もちろん、魔術師たちにはビップ家を非難する理由がある。
魔術は人に知られてはならない。それは社会的制裁を受ける危険を孕むとともに、
魔術は広くその原理を知られると、神秘の力を失ってしまうのだという。
事実、世界の構造が科学として人々に知られるほどに魔術は衰え、
現代の魔術師は過去の魔術師よりも神秘の到達が遅々として進まなくなっている。
根源への道は遠のき、神秘は明かされ、魔術師たちの道標はかすむ。
根源は世界の構造を解き明かす十全な知識だという。
それを得れば、どんな奇跡も起こすことが可能だという。
しかし人にそれだけの神秘が必要だろうか?
何もかもを可能にする力が、人類に必要とは思えない。
だからこそプロメテウスは永遠の命をゼウスに差し出して、
日々の幸せを選んだのではないだろうか?
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