過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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[sage saga]
2012/11/17(土) 10:39:24.63 ID:vmIMZt9+0
「……如月さん、どうして嘘をつくんだ! そんなに俺が信用できないのか?」
千早「あなたを信用できる、できないじゃありません。
私は事実を言ってるだけです」
「そんなわけないだろう。あいつが君のことを好きじゃないわけ……」
千早「そんなわけない?
……じゃあ教えてください、どうして彼は私を見捨てたんですか? 助けてくれないんですか? 気にかけてくれないんですか?
……教えてください、教えてくださいよ! どうして? どうして……彼は…私と一緒に……っ」
昂りすぎた感情は涙腺を刺激し、出てきそうなった涙を抑える代わりに続きの言葉を犠牲にした。
「如月さん……」
男性の気遣いの呼びかけは、今の私の情けなさを気付かせ、いっそうみじめになったけれど、
おかげで自分の言ったことを振り返り冷静になれたのだから、結果としては良かったのかもしれない。
千早「……すみません、私、少し、感情的でしたね」
乱れた心を整えるように丁寧に、区切って、言葉を出す。
感情のコントロールはまだまだ未熟な私だけれど、感情を面に出さない方法は、
演劇の仕事を通じて学んでいて、それなりに上手くできる自負もあった。
まさかこんな状況で感謝することになるとは思わなかったけれど。
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