過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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121:日曜日また投下します[sage]
2013/06/05(水) 23:13:03.55 ID:XK/XgQkH0
P「千早それをどこで……?」

千早「……プロデューサーと女性の方と司会の方、三人とも幼馴染みだったんですね」

P「ああ、そうか。あいつら……」

 プロデューサーの隣に腰を下ろす。
 短い芝生は浴衣越しでも感触が伝わるほど固い。
 月明かりでできた私とプロデューサーの影はまだ重なることはなく、ちょっと距離があいていた。

 司会の男性がプロデューサーの親友と言った時点でこの可能性を考えてもよかったのかもしれないけれど、
そのときの私にはそんなところまで考える余裕はなかった。

P「まあ幼馴染みというか、腐れ縁というか……
  あの二人の無茶苦茶に俺が振り回されたって感じだったよ」

千早「なんとなくそんな感じがします」


 口が上手い二人に不器用なプロデューサー。
 彼らのわがままに付き合い続けた経験があったから
プロデューサーは私のわがままにも真正面から答えてくれていたんだと思う。

千早「それであの二人は……」

P「ああ、付き合ってる……というよりもう結婚してもおかしくないんだけどな。
  ……まったく、誰に遠慮しているんだか」

 プロデューサーは今までの三人の関係が変わることに寂しさは感じているようだけれど、未練はあるようには見えない。

P「なあ千早、どこまで聞いた?」 

千早「たいしたことは……ただ、プロデューサーがお二人にアメリカに行くって突然言い出したこと。
  それと最近プロデューサーが普段の業務の後に英会話の通信講座をしているってさっき音無さんから聞きました。」

 今日プロデューサーが痩せたように見えたのは間違いなくそのオーバーワークが原因だろう。
 人の食や生活についてはあれこれ言うのに本人は言えるような状況じゃないのがプロデューサーらしい。


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