過去ログ - 千早「不器用な私と不器用なプロデューサー」
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37:投下[saga]
2012/09/03(月) 09:28:51.34 ID:q9Eu6BAv0

「いやー、それにしても市の責任者は何を思っているのかね。
 せっかく来たトップアイドルに、こんなオンボロ設備で歌ってもらおうなんて、
おこがましいにもほどがあるよ!」

千早「そんなことありません。私もちょうど一年くらい前は今と同じような環境で何度も歌ってきましたから。
   逆に原点回帰できたようで嬉しい気分です」

 豆電球のみの照明、ベニヤ板を張っただけのステージ、むき出しの地面にブルーシートで覆われた観客席、
そして一つしかなく、さらに時々ノイズがはしるスピーカー。
 それぞれがとても懐かしく、久しぶりだったけれど、
それがたった一年くらい前のことなのだと言ってから気が付いた。

P「千早、次はもっといい会場で歌わせてやるからな」

 彼はそのたびにそう言ってくれたけど、
私はステージの真ん中とステージ袖が近くて直接歌を聞いてもらえる小さな会場も嫌いではなかった。



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