117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 11:21:08.29 ID:tGZKfFt30
『やさしいーそーのー♪ 手で♪ 撫でてくーれたらー♪ ほらー♪』
ここのフレーズを聞くとなぜだか私が幼かった頃の思い出が浮かび上がる。思い出すたびに心が痛い。
昔、私にも友達と言える人がいた。馴れ初めはひどいものだった。私が小学一年生だった頃、よく学校の近くの公園で遊んでいた。
ある日私がその公園に行くと、金髪とも黒髪とも分からないような髪の少年が五人の同級生らしき子にいじめられていた。
当時、私はちょっと男の子っぽかった。女の子らしく振る舞うのがどうにも気恥ずかしくて、髪も短髪だったし
服も男の子用。口調も乱暴で、自分のこともオレと呼んでいた。
そんな感じの子だったため、私はいじめの現場を見て反射的に言った。
夜空「弱いものいじめはやめろ!!」
こんなこと言ったら私がいじめの標的になって一対五になることも分かっていた。
私は正直、勝てる気がしていた。小学一年生なので体格もあまり差がないし、私も結構喧嘩慣れしていたからだ。
それに『一人でたくさんの敵を倒す』ということにも少し憧れていた。
いじめていた子たちが一斉に私の方に振り返って、邪魔をされて気に障ったのか足早に近づいてきたが
それよりも早くいじめられていた少年が私の所へ走ってきた。
私は子供心ながらに『ありがとう』など感謝されると思っていた。
だって自分はいじめられていた少年を助けてあげたヒーローなのだから。
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