123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/26(水) 11:29:06.74 ID:tGZKfFt30
タカ「あー。まさか……好きな子ができたとか!!」
夜空「ち、違う。全然違うぞ、お前!」
タカ「あれぇ、図星かぁ。ソラぁ?」
意地悪く笑いながらそんなこと言ってきた。この時のタカの顔はとてつもなく腹立たしかった。
夜空「違うって言ってるだろ!このバカ!」
タカ「えー。じゃあ、なんなんだよ」
夜空「えーっと……それは……そのぉ……」
タカ「……冗談だよ。大事なことなんだろ。それなら明日まで待つよ」
日ももうすっかり落ちて、公園の外灯がポッと私たちを照らした。
タカが勢いよくベンチから立ち上がる。
タカ「明日、絶対ここに来るよ。約束する」
右腕を私の前にスッと差し出した。小指だけが私の方を向いている。
夜空「絶対、絶対だからな!!」
私は向けられた小指に自分の小指をそっと重ねた。
この時、お互いに温かい気持ちに包まれていたと思う。そう信じていた。
タカ「もちろん!!」
タカが座っている私に腕を伸ばす。そして、私の髪を優しく撫でた。
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