過去ログ - 安価でシークレットゲーム2
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281: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/10/21(日) 15:47:03.81 ID:fxGEJ0Ly0
【コンマ判定 18→遭遇しない】


【04:40】

あれからまた1時間くらいが経過したが、僕たちは人の気配すら感じることが出来なかった。

まあ、建物の広さが尋常ではないためこうなる可能性は確かにあるのだが……。

「出会わねぇな」

「出会いませんね」

そろそろゲーム開始から6時間になってしまうため、早く誰かに出会いたいところである。

戦闘解禁となれば、手塚を近くに置いておくのも不安になるし、他者からの襲撃への警戒心も高めなければならないだろう。

僕たちは一先ず休憩ということで、近くの部屋で食事をすることにした。

「……なぁ、桜井。お前はこのゲームに乗り気なのか?」

「乗り気、というのは……賞金についてですか?」

「まあ、そんなところだ。さっき話し合った通り、このゲームの主催者は俺達に殺し合いを強いているはずだ」

「だから、倫理を捨ててこのゲームに積極的に参加する――つまり人殺し(キラー)になる、ということですか?」

「あぁ、そうだ。生半可な気持ちだと、呆気無く死んでしまうだろうよ。だったら、一生遊んで暮らせる賞金を貰えるかもしれないっていうこのチャンスを活かすべきだとは思わないか?」

手塚の言っている事は、間違いではないだろう。

最低でもサラリーマンの生涯賃金、最高であればそれなりの億万長者の座まで上り詰めることができるこの契機を、蔑ろにしてゲームに参加してはいけないだろう。

といっても、このゲームに賭けられているのは自分自身の命であるというのがネックなのだが――

「手塚さんの言っている事には、僕も賛成ですよ。ただ、僕は完全に人間を捨てる事もできませんからね……手塚さんのようにはいかないと思いますが――」

僕は携帯食料で乾ききった喉を水で潤して、再び口を開く。

「必要と有らば、殺しますよ。それはこのゲームで許されていることですからね」

人間誰しも自分の命が一番大切である。この世界が殺人を認めるというのならば、僕はそのルールに則っるだけである。

「……お前本当に14歳か?」

そんな僕の回答に、手塚は少し困惑した表情を見せていた――


……僕たちは、この後誰かに遭遇する?


コンマ判定1個↓

00〜10 遭遇しない

11〜30 郷田、陸島

31〜50 北条、矢幡

51〜70 長沢、綺堂

71〜90 御剣、葉月

91〜99 漆山






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