396: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/10/25(木) 21:16:31.19 ID:HZSjt34F0
(……向こうも警戒しながら追いかけている――)
ということは、こちらの反撃を考えての行動だと考えていいはずだ。
僕は手に持っているクロスボウを握りしめながら、かりんに近づく。
「かりん。次の曲がり角で、これで威嚇、する、から……かりんは、先に、行ってて」
「あ、危ないって!」
「いや、大丈、夫。相当なヘマ、をしない限り……だからッ!」
走りながら会話をするのはなかなか厳しいものがある。
「…………うん、分かった! ……1人になるのは、嫌だよ――」
かりんは、廊下の角を曲がったところで更にスピードを上げて走っていく。
「……はぁ、はぁ。よし――」
僕は、廊下の角から10メートルほど離れた場所に立ち、クロスボウを構える。
近づいてくる足音が大きくなるにつれて、緊張感が高まっていく――
「――――ッ!」
(ここだ――ッ!)
矢幡の姿が見えた瞬間――
その瞬間に僕はトリガーを引いた――
放たれた矢は……?
コンマ判定1個↓
00〜43 明後日の方向へ飛んでいく
45〜90 矢幡の方向へ飛んでいく
90〜99 クリティカル・ショット
44 ? ? ?
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