過去ログ - 安価でシークレットゲーム2
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493: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/01(木) 21:18:47.49 ID:uM2Cc60k0
僕はこれでもかと言うくらいに廊下を走り抜けて、手塚と距離をできるだけ離した。

(手塚は手榴弾の存在を知っているはず――)

3階には手榴弾がいくつかあったため、その存在を確認していればこのナイフが役に立つだろう。

「ハッ……逃がすかよ!」

手塚も僕のスピードに追いつこうと速度を上げてきていた。

僕は細目に曲がり角を通って、手塚の視界から僕の姿が見えないようにした――


(……よし、この曲がり角で――)

手塚の姿が見えなくなり、距離も大分離れ始めたかもしれない――

「……チッ、何処へ隠れやがった」

手塚は走る事をやめて、警戒しながら僕の事を探そうとしているようだった。

(……チャンスは、1回――)

僕は、ナイフを手に取り拳銃の安全装置を解除した――

手塚の足音がこちらから離れているのが聞こえるが、まだ焦ってはいけない……。

ここで逃げるのもありだが、それだとこちらの居場所がばれてしまい、また追いかけられてしまう可能性がある。

それならば、一矢報いておけば向こうにもこちらに攻撃性がある事をアピール出来るだろう。

(距離は十分に離れた……)

恐らく僕と手塚はお互いに視界で捉えるにはギリギリの距離まで離れているだろう。

と、なれば僕がこれから撃つ銃弾はきっと手塚にあたる事は無い。

つまりこれは威嚇射撃であり、別に狙う必要は無いという事である――

(……いくぞッ!)

僕は手塚の方へナイフを思いっきり投げ込み、壁から半身を晒して彼の姿を捉えた。


「――――ッ!?」


手塚が金属製の音に強く反応し、体を一瞬硬直させた――



僕は、その瞬間にトリガーを引いて、手塚に向けて銃弾を放つ――



僕が放った銃弾は……


コンマ判定1個下

00〜05 手塚の腹部に命中

06〜43 手塚の足元に銃弾が転がる

45〜99 見当違いな方向へ飛んでいく

  44 KILL




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