555: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/07(水) 23:16:43.21 ID:YTeXZjvT0
【28:20】
「…………んん」
僕は頭部に温かさを感じて、目を覚ました――
「あ……ごめん、起こしちゃった…………」
最初に視界に入ったのは薄暗いコンクリートの天井では無く、かりんだった。
「これは…………」
「様子を見に行ったら、うなされている様だったから……い、嫌だったかな?」
「ううん……ありがとう、かりん。時間まであとどれくらいある?」
そうか、僕はまたあの夢を見ていたのか。
「あと20分くらいかな。あ、見張りはちゃんとやってるから安心してね?」
「……実は少し居眠りしてたり」
「え、そ、そんな事あるわけ無いって!」
そうか、少し寝ていたのか。
まあ、そうやって油断できるほどに今ここが安全だということなのだろう。
「僕はかりんの信用してるから、疑わないよ?」
「う……うぅ。ご、ごめん、実は5分くらい…………」
「全く、かりんは本当に正直者だな。一度ついた嘘なら、限界までそうだと言い張ればいいのに」
「だ、だって……祐司が信用してるなんて言うから! そんな事言ってる人に、嘘をつけるわけ無いじゃないか!」
涙目になっているかりんが可愛いくて、もっと意地悪をしたくなるがここら辺で止めておくことにした。
「それで、僕が寝ている間に何か変化はあった?」
「うん、えっと――」
かりんの話によると……
どうやら最初僕たちを狙っていたプレイヤーは、4階へ上がってきた他のプレイヤーに接触していたらしい。
PDAの動きを見る限りでは、恐らく戦闘が起きていて狙われた方が逃げ切っただろう、ということである。
PDAサーチをかけてみると僕たちの近くには誰も居なかった。
これからどうする……?
1.引き続き交代して睡眠をとる
2.他のプレイヤーと接触する
3.かりんにどうするかを聞いてみる
4.その他
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>>557
>>558
※>>558のコンマ下二桁によって安価を決定
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