560: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/07(水) 23:56:59.61 ID:YTeXZjvT0
「他のプレイヤーと接触しよう」
「え……でも、矢幡さんとかに出会ったら…………」
「でも、このままだとかりんの首輪の解除条件を満たすのはかなり難しい」
「それは、そうだけど……」
「やっぱりこのゲームは上手くできてるよ。ノーリスクハイリターン、みたいな都合の良い攻略法は無いみたい」
もしかしたら、主催者が僕たちに争うように上手く仕向けているのかもしれない。
そう考えると、僕とかりんが出会ったのもシナリオ通りなのではないか……と疑ってしまう。
「それに、大体高山と矢幡がどれなのかと言う目星はついてるから、大丈夫だと思う」
「え……そうなの?」
「うん、恐らく彼らは最初僕たちに近づこうとしてきたPDAを3つ持つグループだよ」
「えっと……どうしてそんなことがわかるの?」
「……それは、この戦闘禁止エリアの仕組みに気が付くのは彼らのような頭の良い人たちに限られてくるだろう、ということ」
「それに、もし生きていればの話だけど……長沢は、この仕組みには恐らく気が付かない。そうなると、襲撃してきて頭の回転も速い人と言えば彼らに限られてくる」
「でも、まだあったことが無い人だっていう可能性も有るよ?」
「そこがネックなんだよね。でも、PDAの数でその可能性もかなり低くすることが出来るんだ」
「高山と矢幡は葉月さんを殺害し、PDAを奪った。つまりPDAの数は2人のと合わせて3つということになる。それに、4つ以上PDAを持っているのは、僕たち以外いないから……」
「また、それに加えてPDAの総数が死者と噛み合わないことから……あの20代の女性は彼らに殺害されて……それで、そのPDAはその場で破壊された――つまり、高山か矢幡のどちらかのPDAが“8”である可能性が高いわけで――」
「うーんと……あれ、分からなくなってきた……」
「取りあえず、高山か矢幡のPDAは8で、このグループが彼らだっていうことだよ」
「祐司がそう言うんだから、そうなんだろうねきっと」
かりんは考えることをやめてしまったようである。
「それじゃ、取りあえず御剣さんに出会う事を信じて、接触しに行こうか――」
僕たちは朝食を済ませると、戦闘禁止エリアを後にして歩き始めた……
移動中に僕たちは何が手に入った?(1つずつ)
>>561
>>562
>>563
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