703: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/18(日) 15:52:43.11 ID:klP1I7BZ0
僕はある程度距離を置いてかりんに手を差し伸ばした。
「……違うよ!」
かりんは僕の方へ向き直る。
「祐司は……祐司は、どうして独りで何でも抱え込んじゃうの……っ!?」
「…………」
また答えが違ったのか、と僕は動揺して動くことが出来なかった。
「私は……私は、祐司にだけ苦しんで欲しくないの……ッ!!」
「僕は――」
「うん、分かってる……。私って祐司みたいに頭が良くないから……役に立てないんだなって……ッ!」
「だから、私……どうすれば良いんだろうって…………分からないから、その苛立ちを祐司にぶつけちゃって――」
かりんは、断片的に言葉を発しながら、泣き始める。
何が言いたいかという事は大体理解することが出来た。
「私、このまま全部、祐司に頼り切りじゃ、駄目だって……。そう、思ってても、どうすればいいか分からなくて……っ」
「――――かりんッ!!」
僕は、衝動的にかりんを強く抱きしめていた。
「ぁ…………ゆ、祐司――」
「かりん…………」
僕は彼女を抱きしめながら、何て言う?
1.泣き顔がブサイクだな、と冗談を言う
2.僕にはかりんが必要なんだ、と言う
3.かりんは役に立っている、と励ます
4.何も言わない
5.その他
>>704
>>705
>>706
※>>706のコンマ下二桁によって安価を決定
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67〜99 >>706
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