834: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/21(水) 21:47:13.42 ID:THZ/hkVQ0
「かりん……僕がもう一度物を投げるから、それと同時に一旦逃げるよ?」
「うん、分かった……」
相手の動きが分からない状態でこのままじっとしているのは危険だと僕は判断した。
僕は適当にリュックに入っていたいらない物を手に取り、かりんと目で再度確認をして小さく振りかぶる――
(よし……!)
僕が物を投げ込んで1秒も経たない間に銃声が聞こえた。
それと同時に僕たちは走り出す――
「――――ッ!!」
相手も僕たちの動きに気が付いたのか、こちらを追ってきた。
しかし僕たちの動きが罠だと警戒しているのか、あまり積極的ではないようである。
(もう1人は……居ないのか?)
僕だったら相手に逃げられても大丈夫なように、挟み撃ちする形を取るだろう。
しかし相手はどうやら1人のようであり、逃げている間も僕たちを狙っている人物の姿は見られない。
(…………どういうことだ?)
もしかしたら相手を1人だと思いこませて、その油断した隙をもう1人が突いてくるという作戦なのかもしれない。
しかし、そうだと挟み撃ちするにしては両者の距離が離れすぎていて、上手く挟みきれない可能性があるのだ。
高山と矢幡がそのような効率の悪い行動を取るとはあまり思えないのだが……。
僕とかりんは何度か銃弾を放ち、威嚇をしながらどんどん距離を放そうとする。
しかし、相手は一定の距離を保って追いかけてきていた。
(…………くっ――!!)
逃げ切れないという現実がチラつき始め、多少の焦りが生じてくる。
このままだと、直に僕たちが力尽きて追いつかれてしまう――――
僕は……
1.かりんを先に行かせて不意打ちを狙う
2.かりんと共に不意打ちを狙う
3.限界まで逃げ続けて、できるだけ良策を考える
4.こちらから立ち向かう
5.その他
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>>836
>>837
※>>837のコンマ下二桁によって安価を決定
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