842: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/21(水) 23:00:58.57 ID:THZ/hkVQ0
相手は、逆をついてそのまま出てくるに違いないだろう。
捨て身の戦法で一番あり得なさそうなのだが、だからこそそう来ると僕は考えた。
(来るなら来い……!)
できるだけ足音を消そうとしているが、これだけ近くに寄ってきていれば僅かながらに聞こえてくる。
そして、ちょうど僕が待ち伏せて狙っている場所の直前で相手は立ち止まった。
どうやら向こうもそろそろ僕らが待ち伏せをしていると考えているようだ。
(…………)
無音の空間が1分ほど続き、僕の緊張感はどんどん高まっていく。
いつ来るか分からない……もしかしたら、外すかもしれない……と雑念が浮かび上がってきて――
「――――ッ!!」
僕は廊下に姿を現した何かに咄嗟に反応して、トリガーを引いた――
銃弾は見事それを打ち抜き、廊下に粉々に飛散して――
(不味い――ッ!)
それと同時に廊下へ転がり込んできた“本体”が、僕へ目がけて銃口を向けていた。
放たれた銃弾は――
コンマ判定1個下
00〜43 腕に当たる
45〜75 腹部に当たる
76〜99 脚に当たる
44 頭部に当たる
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