過去ログ - 安価でシークレットゲーム2
1- 20
873: ◆WNrWKtkPz.[saga]
2012/11/22(木) 22:07:51.14 ID:MxYydi2u0
僕は目を閉じて自分の運命を受け入れた。

「………………」

銃声が聞こえたが、僕の体には何も感じられなかった。

かりんに命中したのだろうか、と隣を見てみるものの彼女はそのまま立っていた。

「…………?」

渚が外したのだろうか?

いや、彼女が外すとは到底思えないので、他の何かの要因があって僕たちに当たっていないのだろう――

「そう、いち、君……っ! どうして……っ!!」

「……渚、さん。何をして……いる、んですか……ッ!!」

「御剣、さん……!!」

僕の目の前には、床に血を垂らしている御剣が居た。

体中に包帯が巻かれていて、動く事すらままならないような、そんな状態で彼は動いている――

「桜井と、北条さんは……俺達の、仲間じゃないですか……!! なんで、渚さんが2人に銃を向けて、いる…………っ――」

御剣は血を吐きながらその場に倒れこんでしまう。

「――総一君ッッ!!」

「御剣……アンタ、私たちを……庇って――」

「あと少し……で、間に合わなかった。だから、良かった……よ」

「総一君、何で……何でよ!? どうして……どうしてぇ……!!」

渚の放った銃弾は、彼の心臓付近を貫いていた。

「渚、さん…………もう、終わりにしま、しょう……。俺のために、命を賭けてくれて、ありがとう…………」

「いや……嫌! 死なないで!! お願いだから……死なないでッ!!」

渚が必死に応急処置をしようとするが、既に手遅れな量の血が流れていた。

「御剣さん…………」

「桜井、俺やっと気が付いたよ……。やっぱり、俺は心の底では生きたいって、思って、いた……よ」

「…………遅い、ですよ。本当に……遅いですよ……ッ」

「でも……それよりも、俺は……皆に、生きて欲し、かったんだ……。偽善者だって……言われても、構わない。俺は…………あぁ、もう、眠くなって…………」

御剣が必死に目を開けようとしているが、次第に閉じられていく。

「…………御剣さん――」

このエクストラゲームの勝利条件は、敵チームの誰かを殺害しなければならない。

つまり、このままでは渚と御剣による自滅という判定になるため、僕たちは勝利者とはなれないのだ。


僕は……

1.御剣に最期の一撃を放つ

2.渚に銃を撃って、殺害する

3.……撃てない

4.その他

>>874
>>875
>>876

>>876のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>874
34〜66 >>875
67〜99 >>876


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
923Res/412.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice