過去ログ - 士郎「来い、セイバー!」 さやか「可愛い女の子かと(ry
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184:1[saga]
2012/09/09(日) 00:03:20.31 ID:Dvoaw/sQ0


ほむら「ゥ、うグ――ッ!」


イリヤ「さぁ、バーサーカー! 次はそいつを潰してあげなさい――!」


白い少女が歌うように命じ、金髪の少女の目が細まる。
どうにか逃れようと、必死にもがく黒髪の少女。
何かその光景は、ひどくユックリと視えた――。



ほむら『何かを守りたい、救いたいというのが貴方達の願いなら……『何を救いたい』のか、今一度よく考えておくことね』


――初めて会った夜。
そう俺に言い捨てやがったあの少女が、次の瞬間には呆気なく赤い肉塊に変わる瞬間が視える。


何が、守る――だ。


今の俺は、誰一人守れていないじゃないか。
俺が守ると言い、そして共に戦うと誓った青髪の少女は、とっくに血と肉を撒き散らすだけの塊にされちまった。


――守れなかった。
あの赤い地獄を生き延びて、そしてその為だけに費やしてきた魔術の鍛錬の日々。
正義の味方に憧れた切嗣と、その夢を叶えると誓った幼い自分。
そして夢に見た、正義の味方を貫き通した、青い少女――。


――俺は、守れなかった。
それが堪らなく頭にきて――あと1秒後には同じ光景が繰り返されると理解できて
――俺の神経[かいろ]は、とっくに白熱して焼ききれていた。



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