過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」恭子「めげるわ」透華「……その４っ！」
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41: ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/09/02(日) 00:21:00.78 ID:MX715nUjo
恭子(ホンマやったら、こっからなんとかして逃げ切り決めなアカンとこなんやけど……)

　苦々しい笑みが浮かぶ。

京太郎「さあ、俺の親番ですね……限界まで跳ばしていきますよ！！」

漫「絶対に負けへんから……！」

由子「いいとこなしじゃ終われんのよー！」

　力一杯に咆える京太郎が浮かべている表情を見ていると、勝ち負けに拘ることが馬鹿らしくなってくる。

恭子(そんな楽しそうに麻雀されたら……アカンわ)

　そういえば、とふと思い出す。

恭子(凡人の私が姫松でレギュラーやるには、ただがむしゃらに打つしかなかったんよな)

　凡人ゆえの苦悩。
　全国の強豪が持っているような特殊な能力がない自分がどれほど情けなかったか。

恭子(主将みたいに、能力なしでも全国のトップ連中の化け物と打てるんなら話は別やけど……)

京太郎「――――クク……クククッ……来たぜっ、リーチだぁー！」

由子「勢いが止まらなくなったのよー！？」

漫「くっ……ポ、ポンで一発消しや！」

恭子(ああ……そうやよな、凡人とかそんなんどうでもええんよな)

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