過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲ主人公?」恭子「めげるわ」透華「……その4っ!」
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754: ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/09/08(土) 19:51:24.08 ID:nbDbbc040
>>プリクラを撮りましょう

京太郎「じゃあ―――プリクラを撮りましょう!」

恭子「…………え?」

耳を疑う。
今彼はなんと言ったのだろう。

恭子「ええっと……塩焼きにするとジューシーで美味しい?」

京太郎「ブリカマですね、違います」

恭子「ああ、日曜の朝にやってる女の子向けのアニメ……」

京太郎「プリキュアでしたっけ? 主役は狼……違います」

恭子「え、えっと……コスプレして男の人にサービスする――」(カァッ……

京太郎「イメクラですね。惜しいけど違います……っていうか、照れるくらいなら言わないでください!」

恭子「ゴ、ゴメン……。でもプリクラって、い、一緒に写真撮るんやろ? ええの?」

京太郎「大阪に来て末原さんと友達になれた記念撮影ってことで!」

恭子「記念撮影……記念撮影か……」

力強く頷かれても困ってしまう。
横目に盗み見たプリクラコーナーの注意書きに、正直心がめげそうなのだから。

※男性のみの撮影お断り。女性同伴に限りオッケーです!

恭子(それって、か、彼女おらなあかんって言ってるのと一緒やん……)

男女平等が叫ばれる現代、とんだ差別があったものだ。
友達――洋榎や由子といった部のメンバーで撮ったことはあるが、男の子と二人きりで撮影したことなど、あるはずもなし。

恭子(ま、周りの人らにそーいう関係って誤解されてしまうんちゃうかな)

誰かに見られているわけでもないのに、キョロキョロと視線を巡らせる。
バクバクと波打つ鼓動が、辺りのゲーム筐体以上にうるさく感じる。

京太郎「よし、じゃあいきましょうか!」

ハッシ、と実に自然な感じに手を握られ、そのままプリクラコーナーへと誘導されていく。

恭子「ヒヤッ、ちょちょ、須賀君待って、まだ心の準備が……!」

京太郎「いやー、まさか夢が実現するなんて」

恭子「えっ!?」

喜びの滲む京太郎の言葉に声が上擦る。
向こうも自分と同じように、今の状況に緊張したりしているのだろうか。
ゴクリと喉が動く。


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