過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲ主人公？」恭子「めげるわ」透華「……その４っ！」
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874: ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/09/09(日) 23:56:28.90 ID:vYuK1MCeo
京太郎「――――それはまあよしとして……あの部長、俺の飯は…………」

久「何がよしなのかは聞かないでおいてあげるけど……ないわよ」

京太郎「ですよねー……」

　旅館の方にも予定というものがある。
　あらかじめ決められていた食事の時間に席に着いていなかった自分が悪いのは、火を見るよりも明らかだった。

まこ「まあ、ひもじいかもしれんが死にゃあせんし、我慢するしかないのう」

優希「千里山なんて敵校と親しくなったのを隠してた罰だじぇ！」

京太郎「お前はどこの国の独裁者だよ……」

優希「タコス国のタコス王だじょ！」

京太郎「はいはい、分かりました、分かりましたよ」

　呆れを滲ませる久やまこの言葉に加え、優希の理不尽な命令に肩を落としながら頷く。

京太郎(まあ、一晩断食した程度で死にゃしないしな……)

　クークーと切なげに鳴く腹を撫でさすりながら、腹の虫を誤魔化すために水でも飲もうと廊下を歩いていた京太郎に、低く潜めた声が届いた。

咲「京ちゃん……京ちゃ〜ん」

京太郎「んー？　なんだ咲か。なにしてんだよ、給湯室なんかで」

咲「え、えへへ、ちょっとね……」

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