過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲ主人公?」恭子「めげるわ」透華「……その4っ!」
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957: ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/09/10(月) 22:30:28.52 ID:RwfgykWuo
咲「――――京ちゃん、遅いよ!」

京太郎「ワリー、ワリー、これで少しの間お別れなせいで、少し話し込んじまったんだよ」

咲「話し込んだって、園城寺さん……だよね?」

京太郎「――――ほい、咲宛の預かり物。友達なんだから怜って名前で呼んで、だってさ」(メモ用紙その2

咲「園じょ……えっと、と、怜さん?」

京太郎「そうそう、そっちの方が気が楽なんだってさ」

和「須賀君、さっき少しの間って言ってましたけど……それって?」

京太郎「決まってるじゃねえか――――全国大会で会うんだよ。勝つんだろ? 県予選」

咲和「!!」



優希「おお、犬のくせに強気だじぇ」

久「それ以前に須賀君は県予選、男子個人戦しか出ないんだけどね」

まこ「そんだけ、わしらが勝つのを信じてくれとるっちゅーことじゃろ」

久「……いやぁね、そんな風に信頼されたら照れちゃうじゃない」

優希「これはもう勝つしかないじょ」

まこ「ああ、そうじゃのう!」

久「最近上り調子の須賀君にいい格好ばかりさせちゃ、先輩の名折れだしね!」



久「それじゃ……県予選突破、頑張るわよ――――エイエイッ!」

一同「オーッ!!」

 天高く拳を突き上げて、決意新たに咆える清澄の面々。

久「それじゃ帰るわよ、長野に!」

 久の合図と共に歩き出す。

京太郎「咲……県予選、楽しみだなっ!」

咲「京ちゃん――――ウン、そうだね!」

 京太郎と咲が顔を見合わせて笑い合う。
 期待と、自信に溢れた表情。そこに毛ほどの陰りも存在しない。
 心身ともに充実している自分を阻むものはない。そんな風に京太郎は思う。





 もっとも、それがただの錯覚だったと知るのは、県予選が本当に目前に迫ってからになるのだが――――それはまた別の話。


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