10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/03(月) 01:33:38.48 ID:c1xf/aqDO
紬「んー聴き終えてまず思ったのは」
紬「リズムギターが一箇所だけ人には弾けないところがある、わね。注意深く聴けばもしかしたら他にも見つかるかも」
直「え゛っ」マタ…
菫(直ちゃんの当面の課題だねソコが…)
紬「でも全体としてとても纏まってるように思えるから落胆しなくていいわ。良い感じよ直ちゃん」
直「ホッ。どうもです」
紬「…ただ、そうねえ」
直「はい…?」
紬「今から言うのはあくまで私のやり方。だから軽く聞き流してくれていいわ」
直「…」ゴクリ
菫(直ちゃん息を飲む)
紬「わたしは頭に浮かんだイメージをそのまま曲にしているの。最初から最後まで。情景だけでなくて、情景に合うメロディまでね」
紬「それは直感に等しい。仮に技術的により優れてたメロディがあったとしても、わたしは直感を選ぶ」
紬「だってそのほうが愛着持てそうじゃない? 機械的な選択をするより面白いわ、きっと。いや絶対に」
紬「あっもちろんバンドメンバーの意見も取り入れるよ? 要するにわたしが大切にしたいのは人の感性なの」
直「……」
菫(直ちゃんは軽音部に入るときに、即興で音楽の本から学んでたっけ)
菫(だから理論はわかるけどそれだけじゃ不十分で……ってこと…かな? 私には作曲はよくわからないけど)
紬「ふぅ…」
紬「こんな感じでどう? なにか直ちゃんの知りたいことのヒントになれば幸いだけど」
直「…はい! わかった気がします。紬さんありがとうございます」
紬「まあホントに!」
菫(良かったね)
さわ子「何してるの二人とも! 荷物は車に積んだから部室戻るわよ!」
菫「はーいッ!」
紬「わたしも行きたいです!」
菫「なんでっ」
紬「どう部室が変わったのか見てみたいの〜」
直「大きな変化はないかと」
紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」
菫 < おねえちゃんどこ座る?
紬 < わたしはもっと直ちゃんとお話したいな
菫 < なら助手席は私、おねえちゃん達は後部座席で
紬 < そうね
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