過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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109: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/09/22(土) 09:35:02.77 ID:YboTq7Tw0
側近「せいやァーッッ!!」シュッ


どかぁ〜ん!


師範「そうだ今の動きだ。今お主が手に入れた感覚を忘れるな!」

師範「……うっ」

側近「こ、コーチ! どうしましたか!」

師範「黙って聞くんだ…我は実は追い先短い…そう、病に侵されていたのだ」

師範「死ぬ前にお主と出会えて本当に良かったぞ。我は満足」

側近「病に侵されつつ、私を鍛えてくれていたというのですか? そんなっ」

師範「フッ、気に掛けてくれるな。我は我が望む事をしたまでなのだ……」

師範「いいか。これからお主に全てを、最終試験をはじめ…げほっ、がぼぉー!」

側近「コーチ、お体に触りますよ……」

師範「黙って聞け! この暗殺拳は師範であるこの我を殺して初めて完成する」

側近「えっ、暗殺拳?」

師範「我を殺せ! そして屍を乗り越え、お主が果たさねば成らぬ事を果たして見せろ!」

師範「げぼぉー!?」ぶしゅううう・・・

側近「えっ」

師範「」

側近「あ、あのう」

「……死亡確認。俺たちの師範は今、この場で亡くなったのだ」

「この男は犠牲になったのだ。犠牲の犠牲にな」

側近「はい?」

「側近ちゃんよぉ! お前は俺たちの希望だぁ! 師範が果たせなかった全国制覇を任せてもいいんだよなぁ!」

側近「いやいや!? 勝手に任されても困りますっ」

側近「あ、あ、えっと……その」

側近「とりあえずわたし帰ります! でも、たぶんもうここへは来ません!」

「!?」

側近「本当にごめんなさい! 失礼しましたぁー!」ピュー

「うわ、逃げられちまった!」

「俺たちの希望の星が……」

師範「いいのだ」ガシッ

「!?」

師範「我はあの娘に教えられる事全てを教えた。強くなったな」

師範「お主らも身に付けよ。強靭な精神力を」

「師範ェ……」

「おい、誰だ死亡確認とか言った奴」


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