過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/10/05(金) 06:16:10.03 ID:fwbhZCIa0
エルフ「ただいま」
魔女「おかえりなさい。僧侶たちも戻ってきていますわ」
女勇者「ねぇ、どうして戦士さん急にこんな落ち込んでるの?」
女勇者「すごく辛そうだよ……」
僧侶「何があったのか説明していただけませんか」
魔女「説明すればあんた達きっと悲しむし、怒ると思う。ですわ」
僧侶「勇者様、ですか」
女勇者「え?」
魔女「ご明察通り……。私たちは騙されていたのよ、アイツに」
女勇者「ちょ、ちょっとどういう事? 意味不明だよ」
僧侶「正直言えば私も意味不明です。ただ、勇者様の件ではないかと思えて」
僧侶「話して頂けませんか。覚悟は決めました、けして感情的にはなりません」
女勇者「え、えぇ?」
魔女「アイツは魔物でしたのよ。人間じゃあない」
女勇者「……えっ」
女勇者「そ、それって前にお屋敷で勇者さんが魔法で変身した」
魔女「魔法なんかじゃない正真正銘の魔物よ。以前見た時とは違った形をしていたけど」
魔女「そんで人間の姿こそが変身魔法で化けた姿。迂闊でしたわ、気づけなかったなんて」
僧侶「だからあの時ラーの鏡に映されるの拒んだ…」
女勇者「何かの冗談だよ! 魔王を倒して人類に平和をもたらす勇者が魔物なわけ」
魔女「信じられないのなら向こうにいるアイツを見てきなさいな。それが真実ですわ」
女勇者「わ、私は絶対信じないよ…! だって勇者さんなんだよ! おかしいよ!?」
魔女「おかしかったのは私たちの方だったって事かしらねぇ」
女勇者「〜〜〜!」
僧侶「魔法が完全に使用できなくなった事で、変身魔法が解けてしまったのですね」
僧侶「でも、今まではどうやって。確か魔力器官は既に機能していないと」
魔女「変身魔法は一度かければ当人の魔力が底付くまで効果を保つもの」
魔女「そもそもが人間業とは思えませんわね。私たち人間とは違う構造なのかしら」
女勇者「やめてよ、勇者さんを化物扱いするのっ」
僧侶「優しいですね。でも、良い機会です。しっかり考えてみましょう」
僧侶「……本当は本人の口から聞ければ」
エルフ「嫌がってた。もう少し気持ちの整理させてあげて」
僧侶「ええ、体の方も心の方もしばらく休ませてあげましょう」
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