過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/10/13(土) 06:42:32.43 ID:/Osn8/+m0
魔王『勝手に終わらすなやー! ボケー!』
僧侶「戦いはまだまだ続く、ですからね。始まったばかりみたいなものです!」
戦士「さて、始めるにはまずこの異空間から出なきゃなんだが」
戦士「例の子どもたちを探さなきゃかな?」
女勇者「あの子たち、どこ行っちゃったんだろうねー?」
魔女「アレも本当は世界樹の記憶で作られた私たちを惑わすだけの人形かも」
エルフ「でも、やっぱり嫌な感じはしなかったです」
魔王『何ワケ分からぬこと申しておるのだ、阿呆どもが……』
ぴとっ
魔王『むっ』
魔王の背中に少女が抱きついていたのだ。
顔を埋めて懐っこくすり着いてくる。
女勇者「さっそく見つかったー! 探す羽目になんなくて良かったねぇ」
女勇者「ていうか、勇者さんに懐いてる感じ? 魔物なのに」
僧侶「魔物って点は関係なさそうかと……」
魔王『何なのだこのくそガキは〜!! 涎つけたら嬲り殺すであるぞッ』
戦士「ゆ、勇者殿。相手はロリっスよ! 国家遺産に匹敵しますぜ!」
魔女「……」
戦士「無言はやめれ、ツッコミ待ちなんだよ。わかってくれよ」
僧侶「どうしましたか。あなた一人? 先程の男の子の方は?」
少女『みんな、ついてきて』
「?」
そう一同に言い残すと、一人で駆けて行った。
焦って全員で追いかけると・・・そこには。
戦士「あの遺跡、まさか……」
僧侶「ご存知なのですか戦士さん?」
エルフ「私たちの世界に、あれと同じ形をした遺跡があった」
エルフ「まさに瓜二つです」
魔女「今まで何も見つからなかったのに……」
少女『こっち。こっちだよ』
少女は魔王たちを遺跡の中へ誘う。
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