過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/09/05(水) 06:03:44.29 ID:R8M6eZTH0
盗賊は薬草を口に6、7本放り込むとナイフを持って側近へ近づき、対峙した。
女勇者「師匠! 今の体力じゃ無茶ですよ!」
盗賊「俺が時間を稼ぐぜッ!! お前はそこのエルフと一緒に何とか脱出しろ!」
女勇者「し、師匠ってばぁー!」
エルフ「行こう。匿名希望さんの犠牲を無駄にするわけにはいかない」
女勇者「まだ死んでないからね!?」
エルフ「いいから。私に考えがあるの」
女勇者とエルフは戦士たち3人をずりずりと引き摺り、部屋を逃げ出した!
盗賊「……驚いたな。てっきり何か妨害を働くかと思っていたが」
≪ する必要ももうないからねー! だって、世界樹が出口塞いじゃったし! それにキミも殺されちゃうもんね! ≫
盗賊「さぁな、やってみなければ分からんだろうぜ……」
側近が襲いかかってきた! 側近の攻撃!
盗賊は顔面に飛んできた側近の蹴りを寸でのところで回避し、一回転。
そのまま勢いをつけて切りかかる!
側近「えへぇ〜……」
伏せてこれを回避! 続けて足払いで盗賊を転倒させ、義足で何度も踏みつけてくる!
側近「あっはははははははぁ〜〜〜〜〜〜!!!」ダンッダンッダンッ
盗賊「いあ゛ああああああああああっっ!?」メキメキ
側近「どうぞ笑ってくださいよぉ! 私は魔王様にお熱なゴミの負け犬ですっ!」
側近、悲鳴をあげる盗賊へこれまた追い打ちにとサッカーボールキックをお見舞い!
意識が遠のきそうになるも、盗賊は自分の腕をナイフで切りつけ目を覚ました。
盗賊「ふ、深く切り込みすぎた……死ぬほど痛ぇ……!!」
盗賊「くそったれがあああぁーーーッ!!」
薬草をさらに食い、回復も間に合わぬ状態で側近へ仕掛ける!
盗賊、怒涛の連続攻撃! これに側近も爆笑しながら対処!
ナイフに蹴り、肘での攻撃を義足で見事に防御しきる!
盗賊「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!?」
側近「ああぁ…そんなに絶望した顔をしないでくださぁい…」
側近「可哀想だって思えてきちゃうじゃないですか!」
側近は闇の呪文を唱えた! 盗賊をあの世へ直送しようと、側近の影より無数の腕が伸びてくる!
盗賊「!?」
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