過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
1- 20
39: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/09/07(金) 04:19:20.78 ID:phJ6tlj/0
湯女「消耗していますね、魔王。私には分かりますよ」

魔王「黙れェッ!!」

魔剣で凍った片手を切りつけ、魔法効果を破壊すると元の状態へ回復させる。
その間もじりじりと湯女は両手の槍を手元で遊ばせながら、魔王との距離を詰めてくる。

魔王(魔法専門の魔法使いタイプかとてっきり思わせられておったが、ここまでやりおるとは)

魔王(しかし、若干余の方が近接格闘では上。再び隙をついて猛攻するまでよ……)

湯女は光の魔法を発動させた! 聖なるいかづちが世界樹の下周辺へ無差別に広がり、草木を焼き焦がす。
魔の者である魔王がこの魔法を受けては危険だ!

魔王「一気に蹴りをつけに来たであるかッ」

ボロボロのマントに身を包み、魔剣を前に構えて襲い掛かるいかづちを防ぐ魔王。
いかづちはいつまでも止まる事なく魔王に身を焼く。消耗されつつも、湯女へ向かって進むが迂闊に攻撃へ出れなくなってしまった。

魔王「ああぁぁああぁぁあぁ〜〜〜……」

魔王「ま、魔法の使用を禁ずるッ!!」

湯女「忘れてしまったのかしら。私は神。王が制定するルールなどに神は縛られないのです」

魔王「ふん、戯言を」

しかし、いつまで経ってもいかづちでの攻撃は止まない。魔王のルール魔法が発動しないのだ。

魔王「……何故なのだァー!?」

湯女「さっき、世果樹の中で使用させてあげましたよねぇ。その時に世界樹に記憶させて、解析させちゃった♪」

湯女「その魔法……いいえ、正確には魔法ではないようだけど。どうせあなたのお父さんが私の為に自己開発したものでしょう」

魔王「は!?」

魔王「パパ上が何故貴様なんぞ売女の為に作る! これは余の物だ!」

湯女「ご自由に。だけど、一度破ってしまえば何も心配はいりません。所詮は私の力の真似事だものね。だからダメな
の」

魔王「余のパパ上を侮辱するなァァァーーーーーーッ!!!!」


弱点である光の魔法なんてお構いなしに、怒り狂った魔王は湯女へ攻撃をしかける!
その身をいかづちの中で晒している間、死へ近づく事も気にせずに。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
979Res/921.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice