過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その4
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955: ◆KzQg0Q/KK6[saga]
2013/08/13(火) 00:23:54.64 ID:iFaRXIj40
>>954 ミス


女勇者『ワン…(また……人喰いたちはもう3のお腹の中のはずじゃ……)』

3「どうやら今の光はこの奥からのようだな。おい、進むぞ」

3は女勇者を小脇に抱え、肉の塊や管をまたいで 奥へ進んだ。

開けた空間がある。そのど真ん中には岩が……というよりは結晶の塊が鎮座している。

女勇者(光ってる。これだよ。さっきの光はコレが!)

3「異常なほど魔力が中に詰まっているようだぞ……」

3「コイツは一体どんな――」

ふたたび 結晶が輝く!

女勇者『ワウッ(まぶっ!)』

3「人喰いどもの比でない魔力だ! コレが真の魔法発動の原因か!?」

3「コイツを破壊すれば、魔法が使えんどころか、4の体はどうなるだろうなぁ!!」

女勇者『ワフッ!?(壊すつもりなの!? まだ何なのかよく知らないんだよ!?)』

3「剣を借りるぞ 犬ッ! 真っ二つに叩き切ってやろうかッ!」シャキーン

3は結晶に2号で壊しにかかった!

だが、攻撃は止まる。いや 止められてしまったのだ!

魔獣『フーッ……フーッ……』

女勇者『ガウッ(魔物! 人喰いじゃない、どうしてここに!)』

3「お前は……そうか。4のペットの一匹だな……」

3「やはりお前たちにとって そこの結晶を破壊されるのは不都合なようだな!」

魔獣『……!』

魔獣はフラフラしている。どうも本調子ではないようだ。

3「消耗しているな! 俺の毒がよく効いてるみたいだが……そのままではどのみち死ぬだろうな」

3「俺が楽に貴様らとバカ主を逝かせてやろうというんだ! 退けィッ!」グニ

魔獣『うぎゅっ!』

女勇者(本当に今コレを壊して大丈夫なの? この魔物が現れた理由は4を守る為だけ? 他に守らなくちゃいけない理由があるとかじゃ!?)

女勇者は3の服を噛んで後ろへ引っ張った。

3「あうっ、こーらぁ!? 汚いっ、よせバカ……! 邪魔を……」


ドン! グラグラグラ・・・

女勇者・3「!」

突然4の体内が激しく揺れる! バランスを崩して3は尻もちをついた!

女勇者『クーン(だ、大丈夫?)』  3「ええい、一々情けない声出してこっち見んな!」

魔獣『う、うぐぅ……』

女勇者(ああっ……魔物が、ボロボロに……)



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