過去ログ - ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」
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12: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/09/03(月) 05:07:40.69 ID:P1Wtri/Z0
ナターシャ「……アメリカ陸軍。コールソン、連中が来る気配は?」

ナターシャは、窓から校門を見張っているフィル・コールソンに話しかける。
フィルは視線を逸らすことなく、見た通りのことを報告し出した。

フィル「どうやって嗅ぎつけたのかは分からないが、押しかけてきたぞ!」

クリント「三枝。今すぐ荷物をまとめろ。緊急下校の時間だ!」

クリントに促されるがまま、葉は急いで荷物をまとめる。
1分もかからずに荷物をまとめた葉は、それをフィルに預けた。

フィル「戦えるのか?」

葉「『この姿』でも無傷で、ヤクザ3〜4人ぐらいは病院送りに出来るぐらいは強い」

フィル「君の荷物、全力で預かっておくよ」

八重「三枝君!」

葉「……時間はかかるけど、必ず戻ってくる」

心配そうな八重を抱きしめ、更にキスをして落ち着かせる葉。
目の前をナターシャとクリントに、後ろを残りのエージェントたちにガードされる形で、葉は教室を出た。



ナターシャ「……早速お出ましみたいね」

クリント「……」

1階にたどり着いた直後、葉たちは米軍兵士たちと鉢合わせた。

弓を手にしたクリントを筆頭にエージェントの面々は一斉に戦闘態勢に入る。
ナターシャがサプレッサー付きのリボルバーを構え他のを見て、葉は即座にツッコミを入れた。

葉「……リボルバーにサイレンサーを着けても意味はないぞ」

ナターシャ「サイレンサーじゃなくてサプレッサーよ。それに、この銃はリボルバーだけどサプレッサーが役に立つの(※)」

※:ナターシャが持っているリボルバーは『ナガンM1895』。
  ベルギーのガンスミス、エミール&レオンのナガン・ブラザースが19世紀末期に開発した銃である。
  リボルバーでありながら密閉式、という特異な構造は燃焼ガスが無いので威力の弱い弾でも実戦で活用可能な上、サプレッサーの使用をも可能とした。
  シリンダーの構造上、装填と排莢に時間がかかるという欠点があったため20世紀に入ると時代遅れとなった。
  しかし、技術力に大きな陰りが生じた当時の旧ソ連軍では、かの名銃『トカレフTT33』が登場するまで重宝され続けてきた。

反論すると同時に、ナターシャは容赦なく発砲。
弾は特製のゴム弾らしく、撃たれた米兵には出血する様子は見られない。
クリントも、矢尻が明らかに刺さりそうにない形状をしている矢を発射。
別の米兵の銃に吸盤で引っ付いた瞬間、やは笑気ガスを放射した。
数名の米兵が倒れたのを見計らい、今度は葉が残りの米兵たちのうち数人に容赦のない打撃を加える(※)。
これにナターシャも加わり、肉弾戦による華麗なダンスが描かれていく。
米兵達が全滅(※)したのを見計らい、葉たちは戦闘態勢を解除して悠々と校舎を出た。

※:抗癌剤の副作用で素の肉体も強化されているため、葉はこの状態でも結構強い

※:重傷を負わせはしたが、別に殺してはいない








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