過去ログ - ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」
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18: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/09/03(月) 05:20:01.13 ID:P1Wtri/Z0
数時間後。
神奈川県、横浜市の郊外。
食料の確保と、他のエージェントからの武器受け取りのために中華街で一時停車していた一番星・オルタナティブ。
両方が完了したため、慌ただしく発車して、現在は郊外にいた。
時速は、既に法定速度を大幅にオーバーしている。

ナターシャ「今のところ、米軍の追跡はないわね」

フィル「だが、キャンプ座間の所在県だ。向こうから追手が来るのは確実だな」

大樹「……噂をすれば影、っていうのかな? 本当に来たぞ!」

一番星・オルタナティブの背後を、ハンヴィーが押し寄せていた。
それを見たフィルは、横浜中華街で受け取った、武器が入っている複数のトランクの一つを開く。

クリント「矢と矢尻セットは?」

フィル「別のトランクだ。『Arrow』って紙テープが張ってるの!」

フィル「っと。トニー・スターク様様だな。レールガンまで用意してくれてるよ」

ナターシャ「電源は!?」

フィル「撃つ奴の体に溜まってたり空気宙に浮いたりしている静電気を吸い取って発射する仕組みだ!」

フィルの声を聴いて疑問が解消されたのか、ナターシャは運転席にあるスイッチを操作。
瞬間、車体後部が展開され、社内も後部座席が変形する。
クリントが弓を、フィルがレールガンを構えたと同時に、ハンヴィーの群れの方も銃座に座っている米兵が狙いを定める。
引き金を引かれるよりも早く、クリントは矢を発射。
矢はハンヴィーの内の1台のタイヤに命中、タイヤがバーストしたハンヴィーはスピンした上に横転。
銃座に座っていた米兵も宙を舞う。
フィルもレールガンを別のハンヴィーのタイヤ目掛けて発射。
今度は派手な爆発と共に後ろ向きに回転しながら宙を舞い、残りも突然の爆風に慌てて運転をミスって、ある車両は盛大にぶつかり合い、ある車両はガードレールに突っ込む。
気が付けば、追手のハンヴィーは全滅していた。

麗愛「ハリウッド映画みたーい。でも、何人かは、死んだの、かな?」

フィル「全治数か月程度で済んでいることを祈るしかないな」

凄惨なシーンを見て、興奮すると同時に現実的な意見も口にする麗愛。
フィルもさっきので死人が出ていないことを祈ることしかできなかった。
それを尻目に、バスの後部は元に戻っていく。

つぼみ「福岡までどれぐらいかかります?」

ナターシャ「睡眠時間を含めて、短くても明後日まではかかるわね」








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