過去ログ - ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」
1- 20
4: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/09/03(月) 04:57:02.40 ID:P1Wtri/Z0
医師「正気か? 今の段階じゃガンマ線照射との相性が絶望的に悪いことが、動物実験で証明済みだぞ!」

医師「第一、何でしゃしゃり出てきた!?」

理事「簡単さ…。よく効いて副作用が凄く弱い抗癌剤なんかが実用化されると困るんだよ!」

医師「あんた、まさか抗癌剤に反対しているからこんな真似を! 三枝君を何だと思っているんだ!」

理事「抗癌剤に縋るバカなガキじゃないか! 死ねばいいと思ってるよ!」

医師「こんなことして、無事で済むと思っているのか!?」

理事「無事で済むのさ! ガキが死んだ後、口封じでお前を始末すれば……なんだ? ガキが緑色になって…!」

医者「報告書、ちゃんと読んだのか? 動物実験ではガンマ線照射との併用の結果、ラットは皮膚が緑がかり、筋肉が異常発達した」

医者「そして死因は、急激な肉体強化に心臓が耐えられなかったこと。三枝君の変化の速さは、ラットの時よりずっと遅い…」

医者「幸いにもあんたの目論みは大失敗のようだ」

理事「……あ、ああ、あわわわわわ!」

瞬間、強化ガラスを粉砕して、変異した葉が姿を現す。
理事は逃げようとしたが、医者が出入り口の前に立ちふさがり、逃走を防ぐ。

医者「三枝君! 君をそんな風にしたのはそいつだ!」

葉「……どこに行く気だ!」

葉「この馬鹿力を貰った礼をしていない!!」

理事「う……うわあああああああー!!」

葉は何の躊躇いもなく理事を半殺しにする。

葉「……」

直後、葉は元に戻る。

医師「こっちが適当に言い繕っておく。だから、君も黙っておくんだ」

葉「ああ……」

回想終了。

葉「全く、あれから怪我しないように気を付ける羽目になったからな……」

葉「今度の日曜日に八重をデートに誘おう……づっ゛!? ヤバい!」

恋人のことを考えていた葉は、それに気を取られて指を切ってしまった。
そして、傷口から溢れた血の一滴が、格子状の床を通って、階下のベルトコンベアーに堕ちていく。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
62Res/111.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice