過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」透華「その4ですわ!」【龍門渕】
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932: ◆0CXAHEj7Mc[saga]
2012/09/10(月) 23:44:23.15 ID:e5LKm8Ua0
京太郎「あ」

透華「あら」

透華さんがいた。

傍の椅子に座っていた彼女は立ち上がり、つかつかと俺の前まで歩いてくる。

京太郎「……ええと、ただいま」

透華「お帰りなさいまし、須賀君」

透華「それで、何か言うことがあるのではなくて?」

京太郎「……ええと」

京太郎「大量でした」ニコリ

透華「須賀君、その場に正座なさいまし」

京太郎「……はい」

潔く正座をする。

笑顔の彼女が怖い。

笑顔が怖い人が多いこんな世の中どうかしている。

透華「……まあ百歩譲ってこんなに遅く帰ってきたことは許しますわ」

透華「須賀君にも事情はありますものね」

京太郎「……はい」

透華「貴方の一生をかけているんですもの。それを達成するならいくら出歩いても構いませんわ」

透華「……ただ、連絡の一つでも残したらどうなんですの?」

京太郎「おっしゃる通りでございます」

……ただ、連絡の一つでも残したらあの二人がついてくるかなって。

まるで彼女達に責任を押し付けているようだ、いや事実そうなのだけど。

……でも、連れて行きたくなくて。

それは彼女達の覚悟を無碍にしていて。

うーあー、と頭を悩ませるが、言い訳は出てこない。



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