過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」透華「その4ですわ!」【龍門渕】
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935: ◆0CXAHEj7Mc[saga]
2012/09/10(月) 23:48:37.67 ID:e5LKm8Ua0
透華「全く……」

透華「私たちがどれだけ心配したと思っているんですの?」

京太郎「……心配してくれたんですか?」

透華「勿論ですの」

透華「貴方は今は私たちの立派な家族なのですから」

京太郎「……家族」

信じられない……というのはすこし違う。

ただ漠然と、この集団という中にはいてもこの家族という中にはいないような感じだった。

簡単に言えばホームステイをしたような。

透華「……どうして、という顔をしてますのね」

京太郎「それはもう。いくら仲良くなったとはいえ俺は部外者ですし」

透華「部外者だから簡単に見捨てる、なんておかしい考えだと思いませんの?」

透華「貴方は親友を簡単に裏切ります? 同僚を簡単に蹴落とします? 同居人を簡単に追い出します?」

透華「家に住んでいるなら私たちは家族ですわ。同じ家に族すると書いて家族ですの」

京太郎「……透華さん」

透華「ですから。貴方がいなくなれば当然心配しますわ。私だけじゃなく、衣も、一も、純も、智紀も、ハギヨシも」

一応ハギヨシさんには教えていたのだけど。

京太郎「……そうですか」

透華「ええ、そうですわ。なんなら苗字を龍門渕に変えてもよろしくてよ」

京太郎「龍門渕京太郎……なんか新婚みたいですね」

透華「……何を言っているんですの?

どうやら通じなかったらしい、少し安心。

でも……家族、なのか。

ほっこり、と暖かいものが芽生えた。

目の前の透華さんも温かくなっていた。

どうやら気がついたらしい。

透華「……こほん、そういうわけですの。今度から出かける時には誰か一人にお伝えくださいまし」

京太郎「……あの、透華さん」

透華「なんですの、まだなにか言い訳を――」

京太郎「少し遅いですが、家族の族は属するの属じゃなく、民族の族です」

透華「」

透華「」プルプル

透華「き〜〜〜〜〜っ!!///」

顔を真っ赤にされた透華さんに思い切り叩かれたのだった。

家族ってこういうもの……いや、違うだろう、うん。

……まあでも。

こんな家族でもいいかな、うん。

こんなにも楽しいのだから。



透華の好感度が上がった。


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