52: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2012/09/12(水) 23:53:13.01 ID:N0EcB9ms0
「……」
ない。
いわゆる教科書だとかカンニングペーパーらしきものは見当たらない。
「里志、確認してみてくれ。俺には見つからない」
「その前に、さ。このままじゃ僕はホータローの家にお邪魔することになる」
そこでようやく、里志との分かれ道に差し掛かっていることに気が付いた。集中していて全く気が付かなかったらしい。
無言で近くにあったファストフード店を指さす。
「寒いしな。コーヒーぐらいは奢るぞ」
着いてきてもらっているのだ、それくらいは当然だろう。
里志は唇の片方を釣り上げて、笑う。
「悪いね」
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