過去ログ - 【Fate/SN×まどマギ】士郎「まどマギキャラと、安価で聖杯戦争？」【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate/SN×まどマギ】士郎「まどマギキャラと、安価で聖杯戦争？」【安価】

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80:1[saga]
2012/09/08(土) 21:07:54.58 ID:Eb6PUhrz0

マミ「はァッ！」

キャスターが先手を取る。
ある時は近距離での打撃で。
またある時には遠距離からの射撃で。
そのどれもが、必殺必中の一撃といって良いだろう。

メガほむ「わわっ、ひいぃッ！」

対する眼鏡の少女は――俺から見ても、どこか素人臭さが抜け切れていない動きだった。
動きのキレもなければ、予備動作も遅い。
――だがその動きで、あのキャスターの攻撃を悉く防ぎきっていた。

マミ「――さすがね、暁美さん。時間停止の前には、こんな攻撃なんて意味は無い、か」

メガほむ「ハァッ、ハァッ、ハッ……！」

眼鏡の少女は、息も絶え絶えだ。
それでも、あのキャスターの猛攻を防ぎきった能力は、ただ事ではない。
そんな様子を見つめていたキャスターはどこかあきらめるような調子で――それでいてどこか歌うように、
この戦いに終止符を告げた。

マミ「――ならば見せてあげる。私の、最強の一撃を――！」

――それは、大砲か。
突如としてキャスターの前に現れた砲身に、途方も無い魔力が収縮されている様子が
ありありと見て取れた。
凄まじい魔力の奔流は風となり、周囲の木々を薙ぎ倒さんばかりにざわめかせる。
キャスターは、宝具を使うつもりか――！

士郎「やめろ、キャスター！！！」

風の前に、俺の叫びも届かない。
だがその巨大な暴風は、突如として収まった。
――キャスターはまるで、糸の切れた人形のように、階段の途中で倒れ込んでいた。

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