過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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26: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:49:29.37 ID:mVZBQuHy0
俺が「もう大丈夫だ」と千反田に言うと、何故か千反田は幸せそうに笑った。

起き上がり、礼を言う。

える「いえいえ、とんでもないです」

える「それより、福部さんと摩耶花さんと、合流しましょう」

ふむ、そうだな、合流しよう。

どうやって?

奉太郎「そうだな、じゃあどうやって合流しようか」

千反田もようやく合流する方法がない事に気付いたのか、若干気まずそうに言う。

える「ええっと……探しましょう!」

という訳で、俺と千反田は里志と伊原を探すことになった訳だが……

える「折木さん! あの乗り物に乗ってみたいです! 私、気になります!」

える「折木さん! あのぐるぐる回っている物はなんでしょうか? 私、気になります!」

える「折木さん! あそこは何を売っているのでしょうか? 私、気になります!」

える「折木さん!」

こんな具合で、目的はすっかりと入れ替ってしまっていた。

だが、千反田もいざ乗る前となると「折木さん、大丈夫ですか?」と聞いてくるので、かなり断り辛い。

まあ、酔うのはジェットコースターくらいで、問題はないのだが。

奉太郎(しかし)

奉太郎(これはもしかして、デートという奴になるのか)

それを意識しだすと、なんだか妙に恥ずかしい。

千反田は全く気付いていない様子だ。


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