過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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657: ◆Oe72InN3/k
2012/09/23(日) 18:13:16.76 ID:KSr2VJAB0
鬱陶しい暑さも最近は無くなり、少しばかり涼しい日が多い。

しかし、夏の名残と言えばいいのか、置き土産と言えばいいのか。 俺の体はちくちくと蚊によって攻撃されている。

山が近いせいで、生き残りが多いのかもしれない。

そんなある日、珍しく一人だけの古典部で俺は小説を読むことで時を過ごしていた。

一ページ、また一ページ捲っていき、やがて章の終わりが見える。

そこで一度本から視線を外し、外の景色を眺めた。

グラウンドでは運動系の部活が精を出し、校舎には音楽系の部活らしき音が響いている。

奉太郎(里志は今日も委員会か)

奉太郎(最近忙しそうだな)

原因はまあ、文化祭だろう。

伊原は漫研をやめたので時間は増えた筈だが……この時間まで来ないとなれば、今日は来ないかもしれない。

千反田は恐らく来ると思うが、来たとしても文集の話をされると思う。

俺としては内容には拘りなんて無いし、任せっきりにしたいのだが……一応は古典部に所属しているのである程度はやらなければならない。

確かもう大体の内容は決まっているとか、前に集まったとき言っていた気がする。

それも千反田が来たら聞けばいい事だ。 とりあえずはもう一度小説にでも目を落とすか。


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