867: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:17:00.55 ID:r8l++/tV0
そう言った千反田の顔は、今まで見た千反田の顔のどれよりも。
綺麗で。
可愛くて。
868: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:17:45.51 ID:r8l++/tV0
える「あ、折木さん」
奉太郎「ん?」
える「喫茶店に、行きませんか?」
869: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:18:12.04 ID:r8l++/tV0
〜喫茶店:歩恋兎〜
喫茶店に入ると、いつもの店主が軽く会釈をしてきた。
俺と千反田はそれに軽く返すと、カウンター席に着く。
870: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:18:37.73 ID:r8l++/tV0
奉太郎「……いい案だな、それは」
える「ふふ、私もそう思います」
ま、いいか。
871: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:19:03.73 ID:r8l++/tV0
える「そうですか……」
える「あのぬいぐるみ、どこか折木さんに似ている様な気がして、可愛いんですよ」
える「どこと無くやる気無さそうな感じが、とても」
872: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:19:48.53 ID:r8l++/tV0
える「そういえば……福部さんや摩耶花さんにも、お話しないといけませんね」
奉太郎「……ああ、そうだな」
える「私は勘違いして……お二人に、謝らなければなりませんね」
873: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:20:22.37 ID:r8l++/tV0
奉太郎「そ、そうか。 来年は楽しめるといいな」
える「……そうですね……来年も……」
気のせい、か?
874: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:21:00.38 ID:r8l++/tV0
〜帰り道〜
える「あの、折木さんは何故……あの時間に来たんですか?」
奉太郎「今日の事か?」
875: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:22:08.45 ID:r8l++/tV0
奉太郎「……言わずには、いられなかったんだ」
奉太郎「千反田が話をしてくれる時って約束だったけどな」
える「いいえ、私は幸せですよ」
876: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:23:08.83 ID:r8l++/tV0
その日、俺は本当に幸せだったと思う。
千反田は答えてくれなかったが……それでも、俺には勿体無いくらいの幸せな時間だった。
いや……その日だけでは無い。
877: ◆Oe72InN3/k
2012/09/28(金) 23:24:16.30 ID:r8l++/tV0
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