過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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895: ◆Oe72InN3/k
2012/09/29(土) 22:42:07.93 ID:CobecYnF0
里志「それで、千反田さんは何て?」

摩耶花「……駄目だった」

奉太郎「駄目だったとは、どういう意味だ」

摩耶花「繋がらなかったのよ、誰も電話に出なかった」

誰も?

……電話に出れない状態だったのか?

奉太郎「……そうか」

里志「何だろうね、あまりいい予感は出来ないかな」

確かに、それはそうだが……口にはあまり出して欲しくなかった。

奉太郎「やはり、千反田と話すのが一番手っ取り早いな」

奉太郎「伊原は電話したのは昨日だろ? なら今日は俺が掛けてみる」

奉太郎「それでもし繋がれば、全部分かるだろ」

摩耶花「……うん、そだね」

里志「了解、任せたよ……ホータロー」

奉太郎「……ああ」

もし、出なかったらどうしようという考えは俺の中に不思議と無かった。

……その時は、そうなってしまったら……その時に考えればいいだけの事だ。

とりあえずは今日の夜、一度電話してみよう。

それで何とも無い会話をして、明日千反田は学校に来る。

それを俺は望んでいた。


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