過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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933: ◆Oe72InN3/k
2012/09/30(日) 13:44:04.11 ID:eVP4bQtW0

千反田が時間が無いと言っていたのも、意味深に花言葉の話を出したのも。

スイートピーの花言葉は、別離。

……なんだ、笑えるくらいそのままではないか。

しかしそれを、すぐに受け入れろと言うには……ちょっと今の俺には無理かもしれない。

奉太郎「……お前には、母親も居るだろう」

奉太郎「それでは、駄目なのか」

千反田は首を振り、答えた。

える「駄目なんです」

える「こう言ってはあれですが……母親は純粋な千反田家の者ではありません」

える「余所者に任せる訳には……いかないんです」

はは、やはり……住む世界が違うな。

俺には到底、理解が出来ない世界だろう。

奉太郎「……そういう事だったのか」

奉太郎「だが、何故それを今になって言ったのか……その答えにはなっていないぞ」

える「……それは」

える「私が、高校を辞めると言ったら……自惚れかもしれませんが、皆さんは悲しんでくれると思うんです」

える「そんな顔は、見たくありませんでした」

える「最後まで、最後までいっぱい遊ぼうと思っていました」

える「でも……気付いてしまったんです」

える「私は、折木さんの事を好きなんだな、と」


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