過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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945: ◆Oe72InN3/k
2012/09/30(日) 13:51:16.58 ID:eVP4bQtW0
それからは本当に、灰色の毎日だった。

俺はついに……全てを終わらせてしまったのだ。

冬休みが明け、今日は登校日。

歩く学生達は皆、新年を迎えたという事で爽やかな顔をしていた。

それに俺は何も感じない、ただ、元気な奴らだな……と思うだけだった。

教室に行き、先生の話を聞く。

里志と伊原には既に説明をしてあった。

伊原は泣きじゃくっていたし、里志にしても俺が今までほとんど見たことの無い、泣き顔を見せていた。

始業式が終わり、午前中の内に放課後となった。

……H組には一通り目を通したが、当然、千反田の姿は無かった。

俺は結局、する事も無く古典部へと足を向ける。

そして、古典部の扉に手を掛けると、ゆっくりと開く。


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