過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで竜吟虎嘯……だと……?」照「みっつめっ」【白糸台】
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214:>>210 種知らないと分かりづらいよね、ごめんね・・・[saga]
2012/09/11(火) 23:25:36.55 ID:rhhniNB1o
京太郎「まあ、自分が心底悩んでた事を他人が一から十まで他人が解決しちゃったら、それはそれで面白く無いと思うぜ?」

シン「・・・それは、そうかもしれないけどさ」

京太郎「あくまで俺の場合だけど、友達に話すだけで一人で考えてる時とは全然違うんだぜ?相談してるだけで考え纏まってくるし、何気ない一言がヒントになったりするし、淀んでた気持ちがすっきりするし」

シン「話すだけで・・・?」

京太郎「最適な道を示してくれるわけじゃないけど、一人で考えて出した結論よりかはずっとマシな答えが出る気がするんだ」

シン「(俺、そんな友達いたっけ・・・いや、作ろうとしたっけ・・・?)」

京太郎「『アイツがムカつく』『あの時悲しかった』なんて愚痴でもいいんだよ。頼られた方は嬉しいし、頼った方は楽になるんだから」

シン「頼っても・・・・」



もし、心の面で誰にも頼れない人間がいたらどうなるのか。
もし、家族の死、守りたかった人の死、仲間の裏切り。それらに対する感情を吐き出せない人間がいたらどうなるのか。
もし、周囲の人間が自分に寄りかかる者、自分に期待するものしか居なかったらどうなるのか。
もし、その人物の怒りや復讐心を諌めるものが居なければどうなるのか。
傷の舐め合いだけで『それ』は正常に戻せない。
始まりは正しい怒りであっても、必ず、歪む。



シン「なあ」

京太郎「ん?」

シン「お前、さっき俺のこと『友達』って言ったよな?つまり、さ・・・」

京太郎「・・・おう!少なくとも俺はそう思ってるぜ?だからさっきまでのお前の相談は、頼ってくれた感じがして嬉しかったんだ」

シン「・・・ははっ、さっきのは愚痴っていうんだよ。お前本当に人生楽しそうだよな」



案外、怒りっぽいのに吐き出す場所を持たないこの少年には。
このくらい大雑把で、真っ向から受け止めてくれる友人は相性がいいのかもしれない。


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