過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで竜吟虎嘯……だと……?」照「みっつめっ」【白糸台】
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523:立った!立った!そっちのフラグが立った![saga]
2012/09/14(金) 23:32:32.16 ID:6GsobvTao
京太郎「あー、エイスリン?良い事を教えてやろう」

エイスリン「・・・?」

京太郎「長野じゃあの一件はもうほぼ風化したよ。何人かは覚えてるかもしれないけど、進んで言いふらしたりはしないと思う」

エイスリン「! ホント?」

京太郎「おうよ、本当だとも」


長野では本当に『その話』は消えかけている。
いや、『その話をした者』が片っ端から消されているために、結果として消えかけているとでも言うべきか。
噂では動画配信サイトでも異様な削除が相次いだとか・・・真偽は定かではない。


京太郎「どんな人でもさ、普通に生きてたら恥ずかしい事の一回や二回はあると思うんだ。俺だって10や20じゃすまないし」

京太郎「でも、意外と周りの人が気にしてないことって多いんだぜ?胸張って生きてたらその内皆忘れてたって事なんてザラだよ」

エイスリン「・・・ワスレル?」

京太郎「そ。エイスリンがどっかの誰かと結婚する頃には皆忘れてるさ!そんでもって」



京太郎「俺は今日これからあの時の事を誰にも絶対話さないって、改めて約束する。勿論宮守の人たちにも」



エイスリン「・・・アリガトー!」ダキッ

京太郎「飛びつくな!抱きつくな!」


京太郎の首めがけて飛びつく彼女と、それを振り落とさんとする彼。
端から見れば抱き合ってその場でくるくる回っているようにしか見えない。
周りに人が見当たらなかったのが幸いだったか否かはわからない。
だが、この二人は何が楽しいのかしばらくこの遊びを続けていた。



エイスリン「キョータロー」

京太郎「なんだ?」

エイスリン「・・・」カキカキ

エイスリン「(二つの手が、指切りをしている絵)」トン

エイスリン「・・・フタリダケノ、ヒミツ!」ニコッ

京太郎「・・・ああ!」



どっかのお父さんからの死亡フラグが立ちまくった気がするが、気にしない。
今日この日守ることが出来た、脳裏に刻まれたとても綺麗で素敵な笑顔は。
きっと命を賭けてでも見る価値があったと思うから。


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