過去ログ - 【咲安価】京太郎「スマブラで竜吟虎嘯……だと……？」照「みっつめっ」【白糸台】
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758:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 04:05:11.16 ID:Xvg7vO7vo
那岐「いい、敗北だ・・・・」

京太郎「大丈夫か？」

那岐「少し、ふらつくだけだ・・・・」


例え、夢を見る事さえ、諦めて生きていたとしても。
誰かと出会い、関わることで、生きるために大切な物を見つけられるかもしれない。


那岐「ご先祖の宮本武蔵は一説には生涯無敗を通したというが・・・なんと勿体無い。こんなにも甘美な、敗北もあるというのに」

京太郎「気分は？」

那岐「最高だな！」


心も精神も身体も、かつての物ではないのかもしれない。
それでも、彼女の中に、彼女のどこかに。
何かが残っているのなら。

その寂しさを、見つけられたから。


京太郎「ほら、立てるか？」

那岐「むっ・・・これしきのことで・・・」

京太郎「言わんこっちゃ無いな。ほら、肩貸してやるから」

那岐「かたじけない・・・ふふっ」

京太郎「？」

那岐「いや・・・本当に、いい気分だ。あなた達と戦えて、良かった」

京太郎「・・・そっか」


彼女が抱く、生まれた時から共に在った永遠の孤独は、今日この時に終わりを告げた。



つづく

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