過去ログ - さやか「あんた今日顔色悪いよ?お菓子しか食べてないんじゃないの」恭介「ははは…」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/09/07(金) 07:29:26.46 ID:RGjD1WJSo
 97回目の決戦。

 其れは、何時もの決戦と何の違いも無い。

 純粋な力のぶつかり合い。

魔王「……」

 魔王が椅子から立ち上がると、勇者は扉を開き決戦の舞台へ馳せ参じる。

魔王「貴様は、私の間に唐突に現れたり、扉を介してやって来たりで、大変だな」

勇者「気分だからな」

魔王「……気分?」

 一つ間が開くと、魔王は俯きながら笑う、笑い声が大きくなるにつれ、顔も上がって行く。

魔王「ふふふ……ハハハハッ!」

魔王「ぷっ……久しぶりに大きく笑わせてくれたな……その、抜けた所が最高だ」

勇者「……侮辱された気分だ」

魔王「ふふふっ……気にするな」

 空気が変わる。重く、冷たく、禍々しい物へと。

魔王「ーー来い」

 勇者は魔王の足元へと、剣を振り被った体制で身を屈めながら“唐突に現れた”。

 嫌。厳密に言うと、勇者が速過ぎて“唐突に現れた”様に見えるだけだーー勿論。魔王には、全てが見えている、全てに反応をしていた。

 ならば、漆黒の瘴気が勇者の周りに蔓延していたとしても、何の不思議は無い。

魔王「爆ぜるぞ」

勇者「?」

 勇者は気付かずに剣を魔王の脾腹へと振るう、その軌道は鋭く、正確だ、


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