過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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222:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/09/10(月) 00:03:23.05 ID:ABmdurgD0
選択1：アーチャーのマスターの元へ



ナチス「――君、か。来ると思っていたよ」


ホテルのロビーに、まるで俺の到着を待っていたかのように彼女は待っていた。
今、彼女の側にアーチャーと犬はいない。
どうやら、姫君は今は部屋で、ゆっくりとお休みのようだ。

それで今夜だが、と俺は話を切り出す。
それを彼女は、こちらと目を真っ直ぐ合わせ、黙ったまま聞いていた。
話の間、彼女は一言も話さない。ただ同時に一言も聞き漏らさぬようにしていた。

そして俺が話を終えた後、彼女はしばし確かめるように考え込み、
それからようやく、肩に入れていた力を抜くように息を吐き、口を開いた。


ナチス「……そうか、今日で終わりなのか。あの聖杯戦争も、この奇跡(こどもだまし)みたいな日常(ゆめ)も」


まるで長い日々を懐かしむように、彼女は静かな声でそう言った。


ナチス「いや、たった七日間だけだったが、楽しかった。それだけは間違いない
　　　　それにましてや…………まさかまた、アーチャーに会えるなんてね」


　

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