過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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243:1 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/09/10(月) 02:06:44.16 ID:ABmdurgD0
《冬木教会前》




麻尋「――よぉ。存外、遅かったじゃねえか。別れの挨拶でも済ませてたのか？」



天上続く見えざる階段。
その前に一人の青年だったモノが座っていた。
ヒトの形を残している、されどその身に宿るは異形の神。


――無貌の神。這い寄る混沌。百万の愛でられし者の父。


それは鉄の如き漆黒の無貌を貌に貼り付け、
燃え上がるように揺らめく赤い眼と万象を嘲笑う三日月の嘲笑を口元に浮かべていた。
その彼の背後に立つ、十字架を持つ長身の修道女。


――ランサー、アンティオキアの聖マルガリータ。


だがどうにも様子がおかしい。
彼女はひどく不服そうな表情で、己がマスターである異形の神を睨み付けている。
それに邪神、八雲麻尋は、ああ、と頷いた。


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