過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
1- 20
332:Broadbridge/九代目  ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/09/11(火) 01:08:44.81 ID:G+iUtqkV0

遙か彼方に燃える赤熱の閃光。
金髪碧眼の少年は空を掛ける黄金の要塞の上で、その様子を確認する。

涼しい顔をしている彼だが、その呼吸は著しく荒い。
いくら最上位の魔術師(ウィザード)たる彼とはいえ、この対国宝具の魔力負担は些か重すぎた。


レオ「――流石に、この規模になると、思った以上に、魔力を、消費する、もの、ですね」

沈黙「レオ! 無茶はしちゃだめなのよ! ランサー! もう少し出量を下げられないのかしら!」

ランサー「――ブラフマーストラの調整は簡単にはいかないが、やってみる価値はあるだろう」


少年をいたわる黒いドレスの少女の言葉に、ふむ、と、
赤熱のマントを翻す、豪華絢爛な鎧を身に纏った銀髪の槍兵は、
弓に構えていたブラフマーストラの手に第二射に込める魔力を、少しだけ抑える。


その様子に黒いドレスの少女は、背後で黄金天宮の操縦をしている、
小山ほどの巨体もある十面二十腕の羅刹王に、戦いの号令を掛ける。


沈黙「ライダー! 私たちも負けられないわよ!」

ライダー「ヌォオオオ! いざァ仰ぎ見よォオオ! 我は羅刹ゥ! 戦鬼なるゥウウ!!」


放たれた十の鉄矢。
それは魔力付加(エンチャント)された爆砕を巻き込みながら、一撃で着弾地点の悪鬼全てを木っ端みじんに粉砕せしめた。
冬木市に近づく七百万以上の悪鬼の群れは、まず始めに古代インドの核弾頭を搭載した、
この黄金の要塞から逃げるように、冬木市に潜り込まねばならなかった。

 


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/335.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice