過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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350:Broadbridge/七代目 見稽古貴方 ◆0e.G9BzteE[saga]
2012/09/11(火) 01:48:36.28 ID:G+iUtqkV0


そんなことを考えながらグラスを傾ける青年の腕の中で、
またセイバーは面白そうなものを見つけたように別の方向を指さした。

それは港の方角。それはタロスが居を構える冬木大橋にも、
カルナの対国宝具にも、負けないほどの瞬く輝きを放っていた。



日本武尊「なぁなぁ、マスター! あっちの方は誰が行ってたか覚えてねえか?」



まるで花火でも見るように少女と見紛おう少年は目を輝かせてそちらの方を見る。


確か港にはアトラス院の人形が連れた黄金の王と、
ケイネス・エルメロイという魔術師が連れた泥の人形が陣を張っていたはずだ。

なるほど、どうやらそちらも戦闘を始めていたらしい。
その熱気に誘われるように新都に居た黒禍の波が押し寄せるように、港へ向かい始めていた。


眼下の光景に青年は満足そうに頷いて、
セイバーを抱きしめたまま、よいしょ、とすぐ側にソファーに腰を下ろす。
突然の衝撃にセイバーの方は、うわぁ、っと可愛らしい悲鳴を上げる。



見稽古「――――さて、夜明けまで果たして持つのだろうか。うん、ちょっと楽しみだね」

日本武尊「ああ、そうだなって……って、ひゃぁっ! んっ……もぉ、ばかぁ……触り方、やらしいぞ……」




――口ではそう文句を零しながらも、にへら、と黒髪の美少女――は嬉しそうに笑い、

自身を抱き寄せるマスターに身体を寄りかからせ、その唇に、そっと自分の唇を重ねた。


  


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